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暫くすると、携帯に電話がきた
……理事長からだな
タカヤ「はい」
『おはよう桜崎君、今うちの甥が出ていってね、相変わらず煩い子だったよ……ところで、伊神君が遅れてやってきたけど何か知ってるかい?』
タカヤ「あぁ…宇宙人を気に入ったとかでキスして殴られたみたいですね」
『……はぁ、桜崎君…本当に申し訳ないんだが、学園を頼むよ………』
タカヤ「では、宇宙人が問題を起こした場合、理事長の身内だからと手加減はしませんが、よろしいですね?」
『勿論、むしろトラウマになるくらいお願いする、少しは静かになるといいんだが…』
タカヤ「どうでしょうね」
『はは………あ、それと兄夫婦に頼まれて甥に変装させてるから、変装道具くらいそっちで用意しろって話だけど、何故かこちらで用意することになってね…見た目が変わってるけど、多分すぐわかるだろう?』
タカヤ「了解です、確かにあんな騒音を撒き散らす奴は他に居ませんからね」
『ふふ……苦労をかけるが、生徒達を頼んだよ』
タカヤ「風紀の名にかけて」
電話を終えてため息をついた
やはり変装してるのか…
理事長は個人的な知り合いだが、あんな親戚が居るなんて聞いたことなかったな………話題に出したくなかっただけかもしれないが
苦労してるな、理事長も
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