8053人が本棚に入れています
本棚に追加
/157ページ
生徒会、風紀は第一寮
三まであるが、第一は生徒会、風紀委員、特待生のみが入寮しており、一人部屋だ……だから風紀委員はそんなに増やせないんだよな
最上階には生徒会長と風紀委員長の部屋しかない
完全防音なので騒がれても気がつかなかったが、宇宙人が襲来してきたなら俺の部屋に避難すればいいものを……
左近は変なところで気を使う男だな
部屋の前には既に峰岸が待っていた
タカヤ「待たせたか」
ミネ「いえ……しかし、お二人共……この数日でやつれましたね」
普段がツヤツヤキラキラだからな、精彩に欠けるとやつれて見える
三人を招き入れる
中は普通だ
黒いソファーにフワフワな茶色のカーペット、低めのガラステーブル
主に黒か白もしくは茶色で統一しているシンプルな部屋だ
ミネ「委員長の部屋は初めてですね」
サコン「そうなのか?俺は結構来るぞ」
左近は何故自慢気なのか
タカヤ「適当に座れ、好きにしろ」
立っていられても困るので言えば、峰岸と江角は座り、左近は冷蔵庫からお茶のペットボトルを取り、二人のコップも持って行った
左近がアレコレと食器も調理器具も増やすから困りはしないが……簡単に作れるのがいいな…
確か冷凍ご飯があったはずだから…………オムライスだな
左近が勝手につけたテレビから声が聞こえてくる………また左近は真剣な顔でバラエティーを見ているのだろうか?
パパーっとオムライスを作り、面倒なのでケチャップを持って皿を運ぶ
タカヤ「ほれ左近」
ケチャップを左近に渡せば嬉々としてオムライスにケチャップで文字を書いていく
峰岸にはミネ、江角にはコーヤ、俺にはタカ、自分のはオレ………子供か
サコン「よし、いただくとしよう」
タカヤ「食え」
「「「いただきます」」」
………味は普通だ
最初のコメントを投稿しよう!