8033人が本棚に入れています
本棚に追加
/157ページ
新歓が終わり数日後
俺は理事長に呼び出された
何やらお客様らしい……誰かは言ってなかったが、あの理事長の苦々しい声を聞けば予想は可能だ
ノックをして中に入ると、予想通り
宇宙人と伊神、そして宇宙人の父親と………何故か伊神の父親も居た
暇人共め
ただ、喚く宇宙人と睨む伊神は良いとして、宇宙人父と伊神父は俺を見て愕然としたあと、顔色を悪くした
「「……鷹夜君」」
タカヤ「俺に何の御用でしょうか」
リジ「悪いね桜崎君……那智が兄に苛められてるなんて言ったらしくて……伊神君のほうは知らないけど」
成る程
タカヤ「で?お二方は俺に何か?」
風祭「い、いや!何でもない!」
伊神「あ、あぁ、何でもないよ……そうか、風紀委員長は君か……なら安心だな」
二人は慌てた様子で言った
これには宇宙人や伊神……ややこしいな……副会長、理事長も驚いたようだ
リジ「なんだい?知り合いなのかい?」
タカヤ「そうですね、どちらかと言えば父の知り合いでしょうか?」
リジ「大雅さんの?」
理事長は母の弟(つまり俺の叔父)の友人らしいので、叔父経由で両親とも親しくしている………必然的に俺や姉ともだ
だから姉がこの学園に俺を入学させたんだ
風祭「た、頼む!!どうか大雅さんには言わないでくれ!」
伊神「私からもお願いする!今日君を呼び出したこと、大雅さんには言わないでくれ!」
あんたたち、どんだけ親父が怖いんだよ…
顔が真っ青だぞ?
最初のコメントを投稿しよう!