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ユリの提案にナミは一気にテンションが上昇する。
「行く!超おもしろそう!!!
今日か?今夜だよね?
着替えてくるから後で集合しよう!」
「…………。」
不機嫌がふっとんだ。
でも…
「…私、行かない。」
「「はぁ?なんでぇ?!」」
「…英語できないもん、それに外人好きじゃない。」
だって、
いい予感がしない。
同じ国の人間にもあれだけ馬鹿にされるのに、外国の人達がいるところなんて
どんな目にあうかわからない。
「バッカだねー、
そんなのなんとかなるって、私は行くよ。
高給取りな駐在員とかいるかなー?」
「…いーよ。…バカでいい。」
ユリが私をジッとみつめる、
「あんたには絶対来て欲しいんだけど…
いやあんたは来るべきだ。」
「なんで?」
「うーーーん、土地柄いろんなルートで流れてくる洋酒とか外国ビールが安く飲めるし、音楽がいいんだよ。外人達が聞いても違和感ないようにDJは一流の使ってる。
絶対あんた気にいるよ。」
「………。」
外国ビール…
一流のDJ…
「何より私がカウンターにいるし、近くで飲んで…あとは様子見てしたいようにすればいいじゃん。英語話す必要無いよ。」
「………。」
いいかもしれない…
でも…
決めあぐねていると
「きまりだぁーーーー!!!」
ナミが私の肩を抱き寄せ叫んだ。
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