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「だーかーらー、ここ気に入った。常連になる。」
ナミはビール片手に興奮して喋り続けていた。
「…なんで?外人ばっかじゃん。」
「カンケーない、楽しいもん。そのうち外人の金持ちが捕まえられるはず、英語勉強しなきゃ!」
「なんで?ホントに?外人でもいいの?」
「かまわん!
むしろ外人のほうが気を使わなくていい。」
「………。」
ナミが本気でそんなこと言うとはおもわなかった。
「今日は平日だからそんなお客いないけど、金曜日なんかはもっと盛り上がっててすごいよ、まぁ適当に遊んできな。」
ユリは忙しく働く合間に私たちの相手をしてくれた。
ヨハンはもう話しかけてはこない。
米軍人が門限に合わせて帰って行った後、
店はひまになるかとおもいきや
ユリが言ったようにまた少しづつ人が増えてきた。
英語じゃない言葉を話す人たちもいる。
本当に異国だ。
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