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◇
「気持ちいいねー」
「うん、なんか癒される」
この温泉旅行の計画は、あたしが蕾斗さんと別れて篤史くんと付き合う前に立てたものだった。
美波があたしを元気づけるために提案してくれたんだけれど、結局お互いの予定がなかなか合わなくて、凄く混んでいるゴールデンウィークになっちゃったんだ。
「美波は一樹さんと順調?」
「うん、すこぶる順調!」
「あはは、なんか恋をしているときの美波って可愛いよね」
「そう? ……てか、理彩の胸、おっきくなってない?」
「えっ!?」
「なんか、いろんなことを想像しちゃうんだけど」
いろんなことってなに?
でも、確かに大きくなったんだよね。
ブラのカップがきつくなって、ワンサイズ大きくしたんだ。
「ちょっと触っていい?」
「はあ!?」
美波が手を伸ばしてきて、その膨らみを人差し指で突いた。
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