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「なっ! ほんとに触らないでよっ!」
「あは、柔らかーい」
「もーっ!」
こんなふうに美波とバカやってるときが一番楽しい。
温泉から出て、豪華な食事をお腹いっぱい食べた。
夜は布団に入ってからも、ずっと恋ばなやバカ話をして。
朝からまた温泉に入って、一泊二日の美波との温泉旅行を存分に楽しんだ。
◇◇◇
温泉から帰った翌日、蕾斗さんが迎えに来て、そのまま蕾斗さんの地元へ向かった。
普通に走れば、高速を使って二~三時間で着くらしいんだけれど、ゴールデンウィーク真っ只中ということで倍近くかかってしまった。
「夕方から、高校ん時のダチの店で集まるからな」
「ダチの店?」
「ん、ダチの親が経営している店」
経営!?
蕾斗さんが凄い人なら、お友達も凄い。
この周りの環境もどうなの?
やっぱり自信がなくなってきた。
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