紹介

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そんな蕾斗さんを見てみたいような見たくないような。 ていうか、蕾斗さんからモテオーラが消えるってことが想像できない。 そういえば、篤史くんがあたしに会いに来てくれて、蕾斗さんとヨリを戻した日。 前日に美波が篤史くんに泣きながら『理彩を助けて』と言ったらしい。 あの頃のあたしは、確かにあまり食べれなくて、眠れなくて、笑えなくて……。 酷い顔をしていた。 蕾斗さんが毎日あたしのところへ来て、『俺んとこに戻ってきてくれ』って言ってくれたけれど、あたしの中で篤史くんの存在があまりに大きくなっていたせいで、どうしても首を縦に振ることができなかった。 蕾斗さんのことが好きなのに戻れないあたしを見て、美波は篤史くんに助けを求めたんだと思う。 篤史くんは中庭へ来る前に、蕾斗さんのところへ行って『理彩を受け止めに来て下さい』と言ったらしい。
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