0人が本棚に入れています
本棚に追加
私は家族の中にいて、目の上のたんこぶ的な
邪魔でうるさい存在だったのである。
それを十分に感じて家族の中で居場所がないという
しんどさに耐えられなくなりそうになることもあったが、
それを凌がせてくれたのは
夫であり、薫をはじめとする友達だった。
私は自分の考え方の否定の否定を
家族以外の人との中で
可能なのであった。
ただ、夫や友達と話していると
「自分は間違ってはいないんだ、
私は私でいていいんだ」と安心できる一方、
やはりその虚しさや情けなさもまた
確実に芽生えてくるという矛盾の中に私はいる。
最初のコメントを投稿しよう!