殺人事件の手掛かり

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今日は写真集の最終打ち合わせに事務所へと来ていた俺は、解散になったあとマネージャーの松宮さんと共に社長室に呼ばれた。 「お疲れ。悪いな呼び出して、まぁ座ってくれ」 「どうしたんですか?」 ソファーに座りながら松宮さんの顔をちらりと見ると、松宮さんはどうして呼ばれたのか知っているようで笑顔を浮かべている。 そして視線を動かして社長を見て問い掛けると話し始めた。 「今、バイトどのくらいやってる?」 「えっと、2日~3日ですけど……」 「そうか。そろそろ、この仕事一本にしないか?」 実は松宮さんにも少し前から言われていたんだ。最近はモデルの仕事も増えてバイトしなくても良くはなってきてる。 そして俺がモデルの仕事に専念すれば、松宮さんは俺だけのマネージャーになれて仕事に集中しやすくなると言っていた。
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