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「何処だ?ここ・・・」
昼寝をしていて起きたら見たことも無い森の中だった。
「確か昼飯を食べて昼寝したはず何だけど・・・・見たこと無い森の中って何なんだよ・・・」
この物語の主人公である橘健一は、目の前の状況に困り果てていた。
「取り敢えず・・・・タバコでも吸うか」
仕事場の作業着の胸ポケットから愛用しているタバコを一本取り出してライターで火を付けて何故こうなったのか思い出していた。
「さ~て昼寝でもするか」
仕事場の休憩所からでるといつも昼寝をしている場所に向かう。
「寝る前に一服するかな?」
愛用のタバコを取り出して火を付けてスマホで無料ゲームをやり始めた。
「取り敢えずここまでかな?」
ゲームのキリが良い所で止めると眠気が襲って来た。
「寝よう」
朦朧とする意識の中、在るはずがない”空間の亀裂を“眺めていた。
「あれが原因か?」
眠くなる前に見た”空間の亀裂“を思い出していた。理性では在るはずがないと思いたいが原因として考えるならそれしか無いと自分の感覚が訴えていた。
「どうしようかな?」
頭をかきながら考えるが中々これだ!と良い案が浮かばなかった。
「取り敢えずこの森から出るか」
しかし、歩けど一向に森の出口が見つからない。気のせいかより深く森の中に入り込んでいるようにも思えてくる。見たことも無い鳥や虫、野生の動物までも目撃していて益々、不安になってくる。
「やべー・・・完全に迷ったなこれ」
癖なのか頭をかいて今、自分がどの様な状況に置かれて居るのか改めて確認した。
「異世界なら魔法とか使えたりして・・・」
試しに、小声で「ファイヤーボール」と唱えると右手からソフトボール位の火の玉が出てきた。
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