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「…………ふふ」
namiが笑う。
「詳しい話は、今日の夜でも良いですか? 今は他の皆さんを待たせていますし」
「え」
それじゃあやっぱり、とチカチーロの表情が無意識に笑みへと変わる。
「私のつて、についてお教えしますよ。チカチーロさんのご期待に添える内容になるかはわかりませんが」
「いえいえ、いえいえ!」
喜色を隠す事無く、歩き出す。
「そうですね! では詳しい話は夜にしましょうか! ほら、皆が待っているでしょうから行きましょう!」
年甲斐も無く子供のようにはしゃいで駆け出すチカチーロの背中を見送り、namiが島の方角を見てぽつりと呟いた。
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