第二十九章 新たなる始まり

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「あぁ、namiさん」 チカチーロが相手の顔を確認して、安心したように息をつく。 「すみません、驚かせてしまったみたいで。けど、何度もお二人の事呼んだんですよ?」 「本当ですか? 全然気が付きませんでしたよ……」 テケテケが、あまりにも大げさに驚いてしまった事できまりが悪いらしく、不機嫌そうに答える。 「まぁまぁ、テケテケさん」 チカチーロがテケテケを落ち着かせる。 「それで? どうかしましたか?」 「えと、島に着く前にもう一度今日の予定を確認し合おう、と皆さん向こうに集まってるんです」
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