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晃司の言葉を聞いて、純は拳を握り締め、涙を必死にこらえながら、晃司をにらみつけていた。
「純、俺はお前とは違う。
欲しいものは、どんな事をしても手に入れる
お前みたいに、好きな気持ちを遠まわしでしか言わないで悩む様なことは、絶対にしたくないからな」
この晃司の言葉に、純はキレてしまった。
「にーちゃんに何が分かるんだよ!」
純はその言葉と共に、晃司を殴っていた。
晃司は勢い良く、壁に叩きつけられた。
同じ頃、百合子の店では、百合子がアキにこんな事を言った。
「アキちゃん、晃司は止めなさい」
百合子のその言葉に、アキは驚いた顔をした。
「晃司はきっと、アキちゃんを傷つけてしまうから」
この言葉の意味が、アキにはこの時分からなかった…。
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