第六話  心の行方

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純の笑顔が浮かんだ…。 「純から話を聞いているうちに、アキに逢いたいって思う様になった…。 アキは何処か俺に似てるって思ったから…。 俺は、顔も知らないアキに、ずっと恋してたんだ。 でも、恋で終わらせたくないんだ。 アキの過去に何があっても、アキの心に誰が居ても、俺は恋を愛に変えたいんだ。 アキの全てを、俺は受け入れたいんだ」 アキはゆっくりと顔を上げ、晃司を見つめた。 「ゆっくりでいい…。 アキには、何よりも大切なみらいも居る。 時間を掛けて、自分自身の気持ちを整理して、俺を見て欲しいんだ」 晃司はとても優しい目で、アキを見つめていた。 晃司はアキを立ち上がらせた。 「泣きたい時は、俺の胸貸すから」
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