23人が本棚に入れています
本棚に追加
桜田の知らなかった真実が明かされた…。
全て、社長の考えだったと思っていたのだが、そうではなかった…。
マリエはまた桜田に抱きついてきた。
桜田は動けずにいた…。
「優一さん…、ごめんなさい…。
アキさんが部署を変わったのも、支店に異動になって会社を辞めてしまったのも、私のせいなんです。ごめんなさい…」
桜田は涙を流しながら、マリエから離れた。
「マリエさん…、僕はアキを一生愛し続けると決めました…。
どんな事があっても…、その想いは変わりません…。帰ってもらえますか…」
桜田はそう言って、マリエに背を向けた。
マリエは桜田に何も言わずに、部屋から出て行った。
マリエが出て行った部屋で、桜田はアキの名前を何度も叫んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!