日常

2/7
40人が本棚に入れています
本棚に追加
/259ページ
カオル「ばあちゃん行ってきます!ププも!」 ワン!ワン! 俺はこれから登校だ、いつも通りの朝だ。 沢山の人が行き交う。 俺の様に学校に向かう者… 会社に向かってるサラリーマン… 結局大人になっても同じ日々を過ごすのだろうか… 幸い高校から自宅までは歩いて行ける距離なので良かった。 10分ほどあるくと学校につく。 いつも通り校門で挨拶している男性教師がいる。 男性教師「おはよう!おはよう!」 カオル「おはようございます。」 いつもの席に着き、気を許せる人もおらず。ホームルームが始まるまで、机で寝た ふり。 先生「さぁ!皆席についてー出席をとります!」 出席をとり、授業が始まった。 そう…いつもどうり。 こんなつまらないとこ早く抜け出したいと思っていた。 今日は嫌いな体育の時間がある。 …全部嫌いだけど 教師「今日は男子はサッカーするぞ!みんな!」 先生は分けていった。 上手い奴を、上手く配分し弱い奴は適当に分ける。 赤組、白組に分けていった。 教師「あーえーと、最後由来!お前は赤組!」 白組リーダー「先生!白組一人足りないですよ!」 チラッ 先生は俺を見た。 教師「まあー大丈夫だろー。」 チッ 完全に戦力外通告や。 サッカーが始まり、俺の失態は続いた。 更にクラスの女子が集まってきた。 最悪、無難にプレーしなきゃ 赤組「由来ー後ろにパスだ!!」 俺は、頷きそいつにパスを出したつもりが、おもいのほか強く蹴りすぎ自軍のラインを超えコーナーキックを与えてしまった。 女子集団「ははは!由来ーなにしてんのー下手くそ!」 赤組「おい!なにしてんだよ!」 きれていた。 カオル「‥ご、ごめん」 いるいる、こんな下らない遊びで真剣になってるやつ。 腹立つけど俺は、謝った。 コーナーキックで決められ試合はそのまま一点リード。 赤組リーダー「ドンマイドンマイ!カオル!」 ぽんぽんリーダーは肩を軽く叩いた 後半は、俺は、なるべく空気になるよう必死だった。 が、後半終了間際俺に、俺に、チャンスが訪れた! ゴール前ドフリー! 赤組リーダー「行けーシュートだ!カオル打てー」 行くぞ! 俺は、足を振り上げ思い切り蹴った! スカ… コロコロ シーン… 教師「試合終了ー!」 俺のボールはかすり、コロコロとキーパーの足元に。
/259ページ

最初のコメントを投稿しよう!