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皆、俺に触れずに無言で教室に戻っていった。
放課後……
そんな俺でも、学校で好きなとこはある。
カオル「今日も青い空いい天気だなー!」
そう屋上だ。
ここでおばあちゃんに作って貰った弁当を一人で食べるのが最高だった。
?「またここで一人で食べてるの?カオル!」
カオル「ひ、光!帰ってなかったの?」
この女の子は天野光(あまのひかり)
幼なじみの俺の初恋の相手だ。
小さい頃はよく遊んでたけど小学生高学年に上がってく度に話す頻度を減り、中学になったら全く喋らなくなった。
だけど、高校2年生になり一緒で
まあ、教室では話しかけても愛想のない返事だけ何か避けられてるような
でもたまに屋上に来た時だけは、喋りかけてくる。
光「夕子達も先に帰ったし私も、お弁当食べにきただけ。」
夕子とはクラスメートの光と仲がいい女子。
カオル「そうか、ここいい場所だよな!」
俺は、弁当を食べ始めた。
光「そうだね。サッカー残念だったね」
カオル「……ははは、俺の勇姿見てくれたのか…」
光「うん頑張ってたね!」
嫌みか?嫌みだよな。
俺は、気まずいので急いで食べ、帰る準備をした。
光「………食べるの早いね…私とあんまり居たくない感じかな?」
カオル「い、いや違うよお腹が空いてたからさすぐ食べただけ!」
光「よく言うよ、カバン持ってドアまで早足で向かってたくせに。」
カオル「ち、違う、別に居たくないとかじゃなく食べ終わったから帰ろうと思っただけだけ!その方が光も俺何かと一緒に食べずにすむし!」
光「私、そんなこと少しもおもってないけどなー。遠回しに居たくないって聞こえるんだけど。」
カオル「違うよ、本当のこと言うと今日バイトなんだ!じゃあ光また明日ね!」
ガチャ!
バタン!
光「………」
ダッシュで帰った。
カオル『よく言うよ、俺のことあんな避けてるのになんだよ!なんだよ!俺が悪いみたいじゃんか』
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