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†side 翡翠†
「ようこそ、我がアジトへ
歓迎しますよ、翡翠殿」
「歓迎感謝する、鵬淵殿」
(こいつが血狐の頭、鵬淵か……丁寧な態度の裏は冷酷で非情と噂さされているが、果たして真実なのだろうか?)
「では、来て早々申し訳ないのですが、始めましょうか」
「ああ、対決方法は?」
「剣で勝負致しましょう
それが一番、手っ取り早く、不正の無い方法だ
翡翠殿もそれでよろしいか?」
「いいだろう」
「剣を用意しろ!
では翡翠殿、こちらへ」
鵬淵は部下に剣を用意するよう指示すると、翡翠を勝負場所まで案内した
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「始める前に注意事項を確認をさせていただきます」
「ああ」
「一つ、剣以外の武器の使用の禁止
一つ、死に至るまで相手を痛め付けない
以上の点を踏まえ、正々堂々勝負いたしましょう
質問はありますか?」
「一つ聞きたいことがあるんだがいいか?」
「なんでしょう?」
「相手を死に至るまで痛め付けてはいけないのなら、勝利したと決定付ける条件は?」
「相手が気を失うか、降参するかのどちらかを行えば勝利といたします
他に何かありますか?」
「いや、ない」
「では、始めましょうか
私の部下が合図をしたら、この勝負の始まりです」
「わかった」
「合図を頼む!」
鵬淵が部下らしき男に声を掛ける
「ではお二方、剣を構えて下さい」
「お手柔らかにお願い致します、翡翠殿」
「こちらこそ、鵬淵殿」
「始めーーー!」
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