退屈

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「やはり一度、お説教をしたほうが良いみたいですね、魔王さま。この私がみっちりと、がっつりと食事の作法というものを教えて差し上げます」 「ひっ・・・!」 魔王は襟を捕まれ、そのまま引きずられていく。魔王は小柄なので、完全に親に連れて行かれる子供のようだ。まあ、連れて行かれる理由が子供そのものなのだが。 「テ、テラ!?テラは私のこと大好きでしょ!?なんでこんな雑な引っ張り方!?」 「大好きだからですよ?愛の棍棒です」 「ムチじゃないのーー!?」 悲痛な叫びもテラには意味がなく、そのまま魔王は部屋の外へと連れて行かれてしまった。 合掌。
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