“GUN FIGHT”

3/3
前へ
/8ページ
次へ
 ひとりは、カーテン全開で「高見の見物」をきめこんでいたというし…  もうひとりは、ガードマンも兼ねている宿のニーチャンが、パーキングの門を閉めているというのに、ビデオ・カメラ片手に表に出て行ったそうだ。 『あきれたぜ』 「無知」以前の問題だ。 『お前ら、「流れ弾」にでも当たったらどうするんだよ』  一番悪いのは、平和に馴らされた日本人の、「ヤジ馬根性的好奇心」なのだろうか? でも今では、世界にくまなくはびこる日本人。それが無くなったら、日本もお終いなのかもしれない。だって彼等は、「企業戦士」なのだから…。ところで… 「おっと、いけね!」  お湯を出しっぱなしの浴室は、お湯浸しだ。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加