【5】休日は皆で!

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「へぇ、神沢って以外とボーイッシュな服着るんだな。」 「いや、ボーイッシュとはまた違うだろ。」 「そうなのか?いや~、俺はてっきりワンピースとかお嬢様な感じのイメージがあったからなぁ。 で隼人、神沢の私服を見た感想はないのか?」 「何ニヤついてるんだよ、気持ち悪いぞ。」 男子組は男子組で何か話してるみたいだ。 「それじゃ行きましょうか。 あまりたむろしてても邪魔になりそうだし。」 「オッケー、先ずどこだっけ?」 「ボーリング、だったっけ? 私そんなに運動得意じゃないからなぁ。」 かく言う私も運動は得意じゃない。 昔から体力も高くなかったし、女の子になってから余計に体力がなくなった。 学園では体育祭もあるし少しずつでも体力をつけないと。 「神沢は大丈夫なのか? もう大丈夫とは言え病み上がりなんだろ?」 「え?ああ、大丈夫大丈夫。」 「まあ、無理はするなよ?」 「ありがと。」 無理はしないけどやっぱり男だった時の影響か、最下位になるのは避けたいと思っている自分がいる。 まあ負けず嫌いなのは性別関係ないのかな? そんなこんなで繁華街にあるアミューズメント施設にやってきた。 ここはゲームセンターやカラオケ、スポーツ施設も入っている若者にお勧めの遊びスポットだ。 ボーリングの受付を済ませ各自靴をレンタルして指定されたレーンに着く。 「さて、ただやっても面白くないから賭けしない?」 「お、いいね!」 「また、何か企んでるな?」 沙智が何やらニヤニヤしているのが嫌な予感しかしない。 「チーム戦よ!」 「「「あ~。」」」 沙智が言うルールはこうだ。 2人組のチームに別れてそのペアの合計点を競い、最下位のチームに罰ゲームが下るというもの。 尚罰ゲームは順位が確定した後携帯のアプリで決めるらしい。 「チームはくじで決めるわ。」 沙智は液晶パットを取り出しくじ引きアプリを立ち上げる。 最近のアプリは何でも出来て凄いなぁ。
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