検証

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天川 青大さん  2014/10/10 17:36 人間椅子さん、こんにちは。 エブリスタを文芸サイトと認めるなら、勿論①です。 課金商売は、怪盗ゲーム・戦国ゲームでブレイクしました。 仲間を増やして交流しながらグループを作り、不利な局面になると仲間に応援を要請出来ます。そうして助け合 いながら敵を攻略する。 この時、課金するほどに威力のある武器を入手できる仕組みです。 実利は無いものの、仲間とのコミュニケーションはリアルに為されますから、人間関係が自然に形成されて孤独感を癒されるのです。 そこが仮想空間であってもです。 仲間から助太刀の要請が流れた時、応援に入り、見事、打ち負かす事が出来れば、「ありがとうございました! この恩はいつか、お返しします」などとコメントが入ります。 感謝の言葉が述べられるのです。 普段、感謝されることのない生活を送る人間にとって、 この言葉は励みになります。 こうした交流を取り込んだゲームは疎外感を癒されて楽しい筈です。 ゲームの展開が緊迫し、白熱するほどに参加者は課金します。 エブリスタは、この仕組みを転用したビジネスです。 ビジネスですから、それを否定はしません。 参加するもしないも任意です。 私の主張は、こんな、やり方に騙されるなと言う事です。 出版、映画化、コミカライズとエサを撒き、イベントで競わせる。 競わせる過程で課金応援が為されます。 仲間の作品へ任意で応援するのですから問題はありませ ん。 しかし、こんなやり方で、ろくでもない作品が人気作品としてエブリスタの入口に並べられる為に、その程度なら自分にも、すぐにでも書けるとして若い世代が真似をします。そうして悪循環が連鎖します。 こんなものは文学と呼べません。遊びです。 私が「幼稚な作文ごっこ」と風刺するのは、気づきを喚起する意図です。 こんなものは文学と言わない。芸術ではなく、遊びだ。 そこを弁えよということです。 文学的に優れた作品もエブリスタ内に存在します。 それらが文学的見地から正当に評価され、顕彰されるようになって初めて、エブリスタは文芸サイトと言えるようになるでしょう。今は遊び場です。
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