検証

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人間椅子さん  2014/10/3 12:45 要するに「貧乏人が文学的価値だとか宣ってんじゃないよ」と、業界は考えるからです。 いえ、本音の本音じゃないと思います。何故ならそういう職種につこうとした人の集まりですからね、只それじゃ食えないって現実があるからです。 兎に角…売らなければ、売れなければ…、これはどんな 業界だって当然だし、芸術なんてものは豊かさの上にやっと立っていられる儚いものですからね。 只、そうやって商売として成り立つようにするには、どうしてもシェアを拡大しなければならず、沢山の嘘を混ぜて購買層を増やさねばならないのです。 同時に生産者もね。 エブリスタを初めて閲覧した私を驚かせたのは、イラストです。 全部、同じ絵柄と構図だ…、 不思議に思い漫画家の友人に尋ねると、要するにソッチの業界では絵を描けるバイトを欲しがっている。 だからそーゆーモチーフを与えて、大体同じように描けるように、教育費をかけないで育てるワナにはまっているのだそうです。 なるほど、納得。 つまり小説も同じで、似たような物を集めているだけなんだそうです。 そうやって、購買層と生産者を育てて何時までやれるかってだけの話じゃ誰も食いつかないから、芸術だなんだとかなり盛った話にしてあるだけです。 当たり前ですが、官能小説に芸術性が生まれる可能性はあります。 しかしながら、生まれにくいのは誰もが期待していないからです。 思えば、歌が歌いたい理由でアイドルになりませんよ、 だったら歌手になりたがるでしょう。 アイドルは歌も歌いますが、まあその良し悪しは二の次でよいわけで、誰も期待していないわけです。 それでも時には名曲が生まれることがあるでしょうが、 そんなタマタマの裏側で文化的損失が同時に起こっています。
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