*31 極秘書庫

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もう人間扱いじゃない、拓真にとって私はモノなんだって思った。 「ねえ拓真」 「何だよ」 「いつから……いつから濱田常務に」 「そんなことどうだっていいだろ?」 「じゃあ、何故裏返ったの? お金を貰えるから? それとも昇進したいから?? ねえ教えて」 拓真はグイッとネクタイを引っ張ると書棚の柱に括り付けた。
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