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五、剣交わりし…
四人が食事場で話をしている頃、甘寧と呂蒙は食事場から出て、練習場にいた。練習場では剣がぶつかる音が何度も響き渡る…どうやらすでに練習を開始しているようだ…
「はあっ❗」
ガキンッ💥
「-…くっ」
「どうした、甘寧?今日はいつもの手応えが無いな…」
-呂蒙の言う通り、今日の甘寧は何処か変だ、いつもなら積極的に攻撃を仕掛けてくるはずが…今は防御体制ばかりで何もしてこない
「-やはり…。仕方ない、ならばこれはどうだ⁉」
-キィィィィィン…
「…え?…」
一瞬甘寧は何が起きたのか分からなかった…その数秒、甘寧の目の前を何かがかすった。
「俺の剣…」
そう、甘寧の剣は呂蒙の一撃でくるくると回りながら空中に飛ばされていた、剣は高く飛ばされた後、勢いを無くし、大地へ一直線に落ちていった…
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