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参、それぞれの思い①
-〈炎馬の部屋〉
「…周りのことを考えろ、か、そうだよな確かに俺達がいると常に何か問題が起きるんだよな。それなのにまったく気付きもせずに前ばっか進んじまうんだよな💨だからいっつも孫策や陸遜が心配するんだ…ああ、俺何してんだよ💧」
炎馬は布団の上で仰向きになりながら先程の孫策の話を振り返していた。
一方、甘寧もまた炎馬と同じ事をしていた…。
-〈甘寧の部屋〉
「回りを考えろ、か…。やっぱあいつらも心配してんだよな、俺だって本当は無茶なんてしたくねぇし、誰かを傷付けることも、失うことも、怖いって思ってる。…なんかそう言うとまるで俺が俺自身を隠している気が…いやいや、そんな訳ねえって❗-はぁ💨変だな、俺らしくねぇ、いつもだったら炎馬とバカ騒ぎしてるんだけどな…こんなに落ち込んだのは久々だ💧本当に何やってんだろうな、俺は…」
それぞれの部屋で色々と考え込む炎馬と甘寧だが、あまりにも考え過ぎてまったく寝れなくなってしまったらしく、
「明日は太史慈でも誘って街に買い物でもしてっかな、太史慈は明日何も用事は無いと言ってたし、…今日はなんか風が冷たい気がするな…」
炎馬は夜空に瞬く星を眺めながら明日からどうするか考えていた。
「そういや、随分剣の練習してなかったな、久々におっさんと練習でもすっか❗俺がじっと部屋に閉じこもるなんて似合わないからな、」
同刻、甘寧もまた夜空を見上げ同じ事を考えていた。
二人は明日の事を考えている内にお互いの事が気になってしまったのか
「…あいつ、明日何してるんだろうな」
…と、心の中で互いを心配していた。
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