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四、謹慎初日②
「ふむ、剣の練習か…ここ最近は戦続きだからな、付き合おう。」
「よかった、おっさんの事だから戦が無い日でも書物の整理とかで忙しいのかと思ったからさ」
「さすがに、殿が連戦の後にまた疲れさせる仕事はさせないだろう」
「だよな」
「…そういや、聞いたぞ謹慎になったとな」
「-‼だ、誰にだよ?」
「…そう簡単には教えられないな」
「つまり、俺がおっさんに勝てば教えるって事か?」「まあ、そういうことだ」
さて、炎馬と同じく謹慎初日を迎えた甘寧はおっさん(呂蒙…呼び名はリョモウ、軍師)と共に今日の事を話し合っていた。
-食事場-
「…あと、孫策殿に怒鳴られた事も」
「太史慈、わかったからそれ以上言わないでくれ💧」「もうこれ以上は言わないですよ、」
「ならいいけど、それ以上言われると本気でヘコむからさ…」
「…確かにそうですね、謹慎はただ甘寧殿と共にしてはいけないですからね。もし、ここに甘寧殿が来たら俺は驚きますが…。-あ、甘寧殿」
「嘘だろ⁉-まじかよ…本当に来やがった…太史慈、行くぞ」
「え?炎馬殿⁉」
太史慈の言葉に炎馬は思わず慌てて太史慈の手を掴みそのまま外へ飛び出してしまった…。
「今、炎馬がいたような…ま、いっか。気のせいだろうし」
「…どうした?」
「あ、なんでもないぜ、それよりも飯、飯❗腹減ったぜ…」
「おいおい、そんなに慌てなくても飯は逃げないぞ」
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