壱、戦にて

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壱、戦にて

「ったく、どうしてこんなに敵が多いんだよ⁉これじゃキリがねえぜ、なあ、ー‼あいつまた先に行ったな、はぁ…体力ねぇんだったら無理すんなってあれほど言ったのにな…。くそっ‼敵武将に討たれたら俺のせいにされちまうだろ❗そうなったらぜってぇゆるさねぇからな、甘寧❗」 -俺の名前は炎馬、呉軍の一般武将として日々国のために戦い続けている。 俺の役目は敵軍の作戦や布陣を壊し、味方を優勢に導いたり、敵軍を視察したりすることで、軍には欠かせない存在なのだが、その代わり、前に突出しすぎて味方が来なかったり、逆に単身突入して返り討ちにあったりと危険が伴う。そのせいで俺は何度死にかけたか…💧 -炎馬が甘寧を探し、戦場を駆け抜ける事数分… 「-こんなもんかな、すっげぇ体力ギリギリだけどな、でもまだ戦えそうな気がすんな」 「-甘寧❗」 「おっ、ずいぶん遅かったなぁ、炎馬」 「…💢孫策からも言われただろ?あんまり前に出過ぎんなって、戦闘の時いっつもお前が返り討ちにあって敗走するんじゃないかとハラハラしてんだよ。」 「-そんなに怒んなよ、俺は別に平気だぜ?」 「そんな調子だから俺は怒るんだよ❗次そんなことしたらどうなっか知らねえからな。」 「あ、おい何処行くんだ⁉戦闘なら終わったぜ」 「それを早く言え💢」 「…💧やべ、またやっちまった…あ💥おーい、俺を置いて勝手に帰るな💦」 「一人で帰れ😠💨」 「-炎馬、俺が悪かった…って、だから先に帰るなよ💦」 完全にご立腹の炎馬は甘寧の「戦闘は終わった」の言葉にカチンと来たのか甘寧を置いて勝手に帰ってしまった。
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