1.親友で元カレ

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   まったく、扱いが雑なんだから。だけど、それが今のわたしには丁度いいのかもしれない。 「何か、言ったか?」 キッチンから敦士の声がする。 「お腹空いた。何か作ってよ」 「適当に買ってきてやるから、シャワー浴びて待ってろよ」 「じゃ、プリンが食べたい」 「はぁ?そんなんで足りるのかよ?」 「あとはね、パスタ」 「了解」 ボサボサの頭のまま、シャツを羽織って敦士は出て行った。 きっと、近くのコンビニにでも行くのだろう。 その背中をベッドの中から見送った。 付かず離れず、このままで。 ずっと敦士と一緒に居られると、この時のわたしは思っていた。
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