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ワイシャツの袖を捲くりながら、ニコリと微笑む田所さん。
日に焼けた肌が健康的で、笑うと白い歯がこぼれる。
今まで挨拶程度で、まともに会話をしたこともなかったけど、よく見ると爽やか系のイケメンだ。
「それにしても、森田さんって相変わらず適当なんだ?」
「そうなんですよ、フォローするこっちの身にもなって欲しいって、森田課長と知り合いだったんですか?」
手に持っていたジョッキをテーブルに戻し驚きの声を上げたわたしに、田所さんは「アハハ」と声を出して笑った。
「俺が新人の頃、部署は違うけど、同じ支店だったんだ」
「へぇ……」
相変わらずってことは、昔から適当だったんだ。
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