それでも、また恋をする 第5話

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敦士との関係は、確実に変わってしまった。

もう気軽に連絡を取ることも出来なくなった。

そして

敦士に触れられない。

その事実が、こんなにも辛いなんて、あの頃は想像もしていなかった。

『彼氏と上手くいっているのか？』

残酷な言葉に胸を抉られる。

「……うん。さっきまで、一緒だった」

平静を装って答えれば、敦士は安堵の息をついて「そっか」と笑った。

この瞬間、わたしは思い知らされる。

敦士にとって、わたしは友人の一人なんだと。