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「いつまでも、お元気で」
ずっと、元気で、そして幸せでいて。
そうじゃないと、わたしが泣いた意味がない。
「なんだよ？急に」
わたしがそんなことを言うなんて、思ってもいなかったのだろう。
ユウは驚いたように、目を見開いた。
「今日で最後だと思って」
だから、わたしは、ユウを真っ直ぐに見詰め返す。
さよなら。
これは、言わなくても伝わるだろう。
ユウは、笑いながら泣いているように顔を歪めた。
「ありがとう。美咲も元気で」
「うん」
これが、わたし達が交わした最後の会話になった。
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