ミウ

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ガキの名前はミウと言う。 幹部の一人が酔狂で拾ってきた孤児だった。 「○○○、どこいくの?わたしもつれてって」 「おいてかないで」 「ころしていいよ、○○○」 仲間たちの死体を前に、仲間たちの血を浴びた裏切り者に、こいつはこう言った。 俺と一緒に居られないのなら死んでも構わない、と。 だから連れ帰った。 こいつの執着は、何かに使えると思ったから。
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