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3年経った
ちんちくりんのガキだったミウも、それなりにでかくなった。
あいも変わらず俺に懐いている。
「ミウはいい子だな。」
「うんいい子!」
「そうかそうか」
褒めてやると喜ぶ。
頭を撫でると喜ぶ。
名前を呼ぶと喜ぶ。
微笑んでやると喜ぶ。
俺を見ては喜ぶ。
俺と話して喜ぶ。
俺の横に居て喜ぶ。
何をやってもーーーミウは、俺の一挙手一投足を肯定する。
ミウの立てた手柄は俺の功績ともなり、評価はうなぎ登りで止まることを知らない。
俺は組織の支部をいくつか任されるまでになった。
ミウが隣に居るのが当然になっていた。
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