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激しい攻防の中を、前線まで走っていく途中
物陰から、敵勢力の組織員が複数名飛び出してきた。
俺が連れていた数名の部下は一瞬で急所を一突きされ、
囲まれた俺は咄嗟に2人撃ち殺したが、多勢に無勢で死を覚悟した。
その時
俺の名を呼ぶ声と同時に、俺を囲う人垣が瞬く間に崩れ落ちた。
「ミウ!」
「この人たち、○○○を殺そうとしてたんだよね?殺してよかった?勝手なことして御免ね?」
「あぁ、偉いぞ……」
「えへへへへ!」
銃を片手に照れたように笑うミウは
その全身を血で赤く染めていた。
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