通学路2丁目の王子さま。

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たわいない話をして学校についたのはいいけど、 「…入りたくないなー…とか…」 思ってたり… 目の前の 1- 1 と書かれた扉に固まる私。 「大丈夫だよ、はなえがいるよ!」 「…うんっ そうだね…」 よっし、と 扉を開ける。 シーンとなるクラス。 いや、これは毎回なの、はなえの美しさに皆見惚れるから。 そこではなえとバイバイして、気にせず机まで歩く。 はなえは隣のクラスなのに、いつも入るの見送ってくれるのね。 いい奥様になるよ。 そうはいっても… ヒソヒソと話をしてるのが聞こえる… 怖い、若干涙目で机につく。 なんでこう、嫌われてるのかなぁ 机に突っ伏して一日を乗り切る。 大丈夫、もう慣れたことだから。 そう、私田中香澄は入学して2ヶ月たった今でも 友達がいない。(泣)
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