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「はあー」
幸せが出ていこうがどうでもいい。
深いため息を吐く。
でも、とりあえず涙を納めなきゃ。
そろそろ心配してあの子がやってくる。
「あっ!香澄ちゃんっ!!」
校門が近づいてくると共に上を見るのをやめた。
我慢ならないといった風に走ってこっちへ来る美少女を受け止めねば。
走ってきて、ぎゅーーと私を抱きしめる美少女。
それが私の親友、橘 はなえ 。
天然で、ふわふわしてて、可愛くて、学校のマドンナと呼ばれている絶世の美少女。
いつも、笑顔でほんとに可愛くて小動物みたいな女の子。
可愛すぎて一部の女子から嫌がらせを受けるのは小学校から変わらない。
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