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どうして絶賛フラレ記録更新を断ち切れないのか。
意外にも事の発端は小学校までさかのぼる。
小学校から好きな男には一瞬しか振り向いてもらえなかった。
長く持って2ヶ月。
早ければ一週間。
付き合った男はことごとく私を振っていき、
告白した男もことごとく私を振っていった。
どうしてなの、と涙ながらに聞けば
“香澄より、橘さんの方が可愛いから。”
と、4回の告白ごとに言われ、五人目の彼氏もまた同じことを言うもんだからもう別れるときに理由も聞かなくなった。
一時期ははなえを憎んだこともあったけど、もう、通り過ぎた。
はなえはモテたくて男の子にモテてるわけじゃないんだもん。
、
「か、かすみちゃん… ゆうき君からの話って…」
しばらく歩いた所でハッとした。
危ない、昔の事考えすぎてぼーとしてた。
“ゆうき君” あっさり別れた元カレ。
「そ。別れ話でしたー」
そう言うといつも、はなえは下を向いて悲しそな顔をする。
この、瞬間私はいつもどうしたらいいのか分からなくなる。
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