通学路2丁目の王子さま。

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深夜にトイレからゲロゲロとリアルな音(汚い ) がして心配したのか、母親はつぎの日休ませてくれた。 正直、行く気にならなかったのでありがたい。 …そして迎えた今日だけど… 鏡の前で自分の姿を見る。 … 可愛くない。 真っ黒な髪の毛。はなえみたいにふわふわの茶色じゃない。 目も…鼻も… 鏡を見るのがつなくなってきた。 「引き立て役が、何でしゃばっちゃうんだろ。」 気持ちをごまかすように家を出た。
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