第2章

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「僕だって自分だから構わない。冬樹が殴られたら僕は嫌だ。冬樹は大事な弟だからね」 「春兄…」 ガチャ─ ドアを開けて入ってきたのは、すっかり起こし忘れてた母さんだった。 「春深、冬樹、おはよう」 「おはよう」 春兄と声を揃えて挨拶すると、母さんは春兄と交代して朝食を作り始めた。
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