第2章

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「ん、わかっ…春兄?それ」 春兄の左のこめかみ辺りに痛々しい青アザがあった。 昨日まではなかったはずだ。 「それ、どうしたの」 春兄は惚けるだろうから、アザを指差しながら聞いた。 「あ、…ちょっと転んでさぁ」 レタスを持っていた春兄の左手は、右耳たぶに触れた。 嘘を吐いてる、隠そうとしている。
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