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「表現」・30
空を見上げれば、暗い景色に月がぼぅっと浮かび輝いている
雲がかからないかぎり、月はいつもそこに見えて、引力で引きつけているように目を奪い続ける
たまに月が霞むこともあるけれど、それでも光り、そこに月があるんだと教えてくれる
例え月が嫌いだとしても、生涯を通じて見続けることになるだろう
人によって輝きはかわり、明度も彩度もバラバラのそれは
それが今の自分を表していて
そこに温度も足して、月を見ている
あぁ、今日も綺麗な月だ
そう言えるように、明日も生きよう
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