9人が本棚に入れています
本棚に追加
「そろそろ一息入れませんか?」
「…お前、タイミング狙ったろ。」
「…お話を邪魔してしまってはいけません。」
そのやり取りと紅茶を神が交互に見つめ、相当気持ち悪そうな顔をしていた。ヘラヘラした顔を崩さず気持ち悪そうにしている事が分かるのはなんともふしぎである。
「…キリギリスはなんでそんな顔してるんだよ…。そしてどうやってんだよその顔。」
「ルシファーが真面目だからね…?あ、そこの天使はルシファーって言うんだよ?」
「ルシファーと申します。初めは高圧的な態度をとってしまい、誠に申し訳ありません。」
「ああ、別に気にしてねーよ。舐められないようにとかそんなんだろ?」
「ご聡明な方で助かります。そんなところです。」
「ルシファー…?」
「何ですか、我が主。」
「気持ち悪い。」
「口調変わるほどかよ…」
「だっねぇ…?いつもはこんなんじゃないんだよー?もっと適当でダラダラしてて、こうして働いてるの見るのも久しぶり出しね…?」
「お前…キリギリスじゃ無かったっけ…?」
「僕とこいつで働かないツートップだよ?
NEET同盟だよ?」
「駄目だこの神、早くなんとかしないと」
最初のコメントを投稿しよう!