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「ん~、僕はね神様みたいな物かな?」
「いや、俺に聞かれても…」
「ああ、ごめんね?癖みたいなものなんだよね?」
「主は元々こういう喋りかたでは無かったのですが…この世界の管理をし始めてから変わられてしまって…」
「確認作業ばっかりだったしね?仕方ないね?」
「うん、聞いてるこっちからするとたまったもんじゃないがな。
じゃなくて、各々自己紹介しましょうってんの。」
「ああ、そういう意味で言ってたのね?
そうだね?僕も君の事あんまり知らないしお茶でも飲みながらお話しようか?」
「では私はお茶の準備をいたしますので」
「ああ、君はそこのソファーに座ってね?」
「分かった。」
言われた通りにソファーに座る桐也。何故か真ん中を陣取るが神様はきにした様子もなく対面に座る
「さて、自己紹介だね?僕の名前は…そうだね色々あるけどここではヤハウェって呼ばれてるね?
でも個人的にはキリギリスって呼んで欲しいんだけどね?
…ああ、話の腰を折って悪いけど君の名前だけ教えてくれないかな?」
「…桐也。桜井桐也だ。よろしくって、突っ込ませろ。なんでキリギリスなんだよ?」
「桐也君ね、よろしくね?キリギリスってのはほら、あの童話をモチーフなんだよ?僕って怠け者だからね?
さて、話を戻すよ?僕はこの世界『ナノ』の管理者の一人でね、だからまぁ神様みたいなものだね?
…君を呼んだのは他でもない、この世界が危なくてね?」
「大体話しは聞いた。他の神のせいで大変だってな。…アンタも口調が変わるほど大変だったんだろ?」
「そうなんだよね?『異物』が世界に紛れ込んだせいでメチャクチャになってね?言ってもキリがないから止めるけど、それを君にどうにかして欲しいんだよね?僕達は世界には降りられない。そういう規律があるんだよね?」
「他の神も地上に降りられないのか?」
「そうだね?管理職は規律が厳しくてね?破るときつ~い戒めがあるんだよ?」
「俺を向こうに送るのは規律に引っかかるんじゃ…」
「…まぁ駄目だね?でも今回は正規ルートで『ナノ』の容認も得てるから大丈夫だよ?」
「そんなもんなのか。」
と、ちょうど良く話が途切れた所でテーブルに紅茶が入ったティーカップが置かれる。
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