冷徹貴公子は嫌な奴

12/47
前へ
/550ページ
次へ
自分で買う勇気は……ないしな…。 「あの、これなんですけど…」 「はい」 ズイッと、有無を言わさない笑顔で、村沢さんが手を差し出す。 ………………。 「……宜しくお願いシマス」 その笑顔には勝てず、プルプルと震える手で、村沢さんの手のひらに例のモノをそっと乗せた。
/550ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3859人が本棚に入れています
本棚に追加