第1章

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 **** 「ずいぶんと良い絵を描くようになったね」と、美術部部長の堀花蓮は楢崎に話しかけた。  もうだいぶ気温も上がって、暑いと感じる日も増えてきているというのに、彼女の肌は青白かった。  楢崎は頬を上気させた。  それは暑さのせいではない。  しかし、彼はまだ、その理由を知らない……。   完
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