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今にも落ちて来そうな空の下で
〜 2019/6/27 〜
For abakio
終着点を 望むけれど
道は無限にあり どこにも届かない
特異点を 巡ったキミは
何かが違う 観悪徴悪
囁かな息遣い
区切られていた 砂利の多い
この川の底を そっと覗いてみた
どこも寂しくなくて
どこか砂漠の 地平線を眺めている様だった
何かが違う 観悪徴悪
仄かな罪悪感
乾いた涙の跡には ほんのりと温もりが伝わり
螺旋を辿った瞳からは
最後には優しさと美しさが宿っていた
解明出来ない 観悪徴悪
この世界の普遍性
* A
せめて キミの言葉から
せめて 僕の表情から
この声と この脈を この傷と一緒に
伝えたかった
身体が 嗚呼 もう動かないよ
ピクリともしないなんて
伝えたかった事は 山程あるのにな
* B
鎮魂歌の始まり レクイエムは終わらない
作り笑いは ボクには出来なかった
キミといる ただそれだけで ボクには とても大切で大切で
何にもない 時間の共有 たわいのない会話
ほんのチクリとした たった一瞬の仕草が
ボクには かけがえのない物事だったんだよ
(リピート)
* A
* B
ありがとう 伝えられないけれど
それでも叫ぶよ
ありがとう そう叫ぶよ 伝えられないけれど
離れたくないと 離れられないと
それでも キミと居たいと
渇れても 狩れて 涸れても
愛していると 愛していると
本当にゴメンね ボクは
存在が崩壊するまで……叫び続けるよ……
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