sweet.3

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…うん、向かおうとしたんだ。 この寝室のドアを開けて。 「やり過ぎてごめんなさい」 って。 「こういう事がお仕事のお姉さん達に、つまらない嫉妬してごめんなさい」 って謝ろうとして、ドアを開けたら… すぐ隣の壁にもたれて、腕を組んで立っている忍さんの姿が見えた。 しかも薄っすらと笑ってる? 笑ってるというか、微笑んでる?? 「し、忍さん…リビングに行ったんじゃ…」 「いえ。凛ならきっと追いかけて来てくれるかな?っと思って。 ここで待っていようと思ったんですけど、想像より早く出てきてくれましたね」 ニッコリと微笑む、してやったりの顔。 だっ…!騙されたー!!
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