3669人が本棚に入れています
本棚に追加
…うん、向かおうとしたんだ。
この寝室のドアを開けて。
「やり過ぎてごめんなさい」
って。
「こういう事がお仕事のお姉さん達に、つまらない嫉妬してごめんなさい」
って謝ろうとして、ドアを開けたら…
すぐ隣の壁にもたれて、腕を組んで立っている忍さんの姿が見えた。
しかも薄っすらと笑ってる?
笑ってるというか、微笑んでる??
「し、忍さん…リビングに行ったんじゃ…」
「いえ。凛ならきっと追いかけて来てくれるかな?っと思って。
ここで待っていようと思ったんですけど、想像より早く出てきてくれましたね」
ニッコリと微笑む、してやったりの顔。
だっ…!騙されたー!!
最初のコメントを投稿しよう!