sweet.3

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「出来るだけ怒らせないように尽力を尽くします。 もう、枕を投げつけられるのは嫌だから」 眉を下げて笑う彼の鼻の頭は少し赤くなっている。 多分これ、枕が当たったところだ。 やりすぎちゃったかな...? 「ごめんなさい...」 忍さんの鼻を擦りながら謝る。 結構思いっきり投げたからきっと痛かったはず。そば殻枕だし。 「凜が謝るのは筋違いですよ?」 「でも、やりすぎちゃった」 「気にしないで。もっと怒られてもしょうがないと思ってるし」 「どうしてですか?そもそもキャバクラで何してたんですか?」 私の質問に固まった忍さん。 実はよく知らないのだ、キャバクラというところを。 私には無縁の世界だったから。
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